痔ろう・イボ痔手術体験記

肛門周囲膿瘍の発覚から所沢肛門病院へ入院。痔ろう根治手術、そして術後の経過状況をつづる。

【手術後15日目】痔ろう手術からの仕事復帰

2013/06/28

ついにこの日がやってきました。退院後、丸々一週間会社を休み、ついに社会復帰を遂げる日でsy。メインがデスクワークなので、長時間座って居られるか不安でした。いや、その前に 1時間近く電車に乗るので、無事職場まで辿り着けるかの方が不安でした。

しかし僕はこの日、大きなミスを犯してしまったのです。

ドーナツクッションの「楽じ朗君」を家に忘れてしまいました。

電車の座席はギリギリセーフ

気付いたのが電車に乗る直前。もしかしたら大丈夫かも!と思い、取りには戻りませんでした。運良く行きの電車は座れたが、最近の電車のシートは包まれるような座り心地になるよう設計されているので、ガーゼが直に圧迫され猛烈な違和感がありました。痛みではなく違和感です。

痛くなかったので、ほっと一安心。もし、楽じ朗君を持っていても、さすがに満員電車の中でシートに置いて座る勇気はなかったでしょう。

この日のガーゼの状態

  • おしりに 1枚挟む
  • パンツ側は夜用ナプキン
  • おしりとナプキンの間にガーゼを 2枚

浸出液も、この組み合わせだとナプキンまで届かないくらいの量しか出なくなっています。ただし数時間おきにガーゼの交換が必要です。あくまで万が一の為のナプキン。長時間放置しておくと希に染みてる時があるので、しばらくは保険として身に付けておくことにしています。

職場の椅子にも耐えられた

職場の椅子に座っても全く平気でした。電車のシートの違和感もありません。復帰の判断としては最適だったのかもしれません。しかし、まだ術後二週間程度。油断大敵です。

毎日のリズム通り、朝と夕方に便意をもよおします。排便後の痛みは、ほとんどありません。さっと席に戻り仕事を続けられるくらい、これまで痛くてもがいていたのが嘘かと思うくらい排便後の状態は良好でした。

ガーゼは 3時間程度で交換しました。男性用トイレは、残念ながら個室にゴミ箱が無いため、ガーゼをトイレットペーパーでクルグル巻きにして、袋に詰めて廊下のゴミ箱へ捨てています。若干ですが膿のような腐ったニオイがするので、臭い漏れしないようにするのも一苦労です。

帰りの電車も 30分程度座れたのですが、やはり違和感…と言うより、少し痛みを伴っていました。慌てて鎮痛剤を飲み、その場をしのぎました。

入院生活で体力を奪われたせいなのか、腰椎麻酔を打って下半身が弱ったのか分かりませんが、ただ電車で立っているのも大変です。どこも痛くはないのですが、膝がガクガクしていて、どっしりと構えることが出来ません。入院したら、膝にくるとは聞いていたけれど、思った以上にガクガクです。

1日過ごして、ドーナツクッションの「楽じ朗君」が無くても耐えることができました。もちろんクッションがあった方が良いけれど、初日からほぼ通常に近い勤務が出来たので安心しました。いきなり完全復活はできないので、一歩ずつもとの生活に戻っていけるよう努めたいと思います。

このブログを書いた人

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age : 30代半ば
人生初めての手術が痔の手術となってしまいました。そして痔ろうだけだと思っていたら、痔核(イボ痔)があることも追々発覚。 手術を受けるまでは、痔になってしまったことが少し恥ずかしく思っていました。しかし痔瘻の手術を受けて、いざ治ってしまうと、恥ずかしい気持ちは全く無くなりました。痔の手術をしたと言う事実を伝えることで、同じ思いで悩んでいる人の手助けになれればと思い、このサイトを立ち上げました。