痔ろう・イボ痔手術体験記

肛門周囲膿瘍の発覚から所沢肛門病院へ入院。痔ろう根治手術、そして術後の経過状況をつづる。

初診から痔ろう手術における麻酔・手術・注射の痛み比較一覧

2013/08/26

初診での触診肛門周囲膿症の排膿腰椎麻酔手術後に麻酔が切れた後など、今回の痔ろう根治手術において、幾度となく痛い思いをしてきました。中には声が出せないくらいの強烈な痛みを伴うものもありましたが、逆に想像を裏切るように痛みがなかったケースもありました。

漠然と痛い・痛くないと記載しても、表現によって捉え方が人様々だと思うので、今回のエントリーは番外編として、より具体的に痛みの感覚がイメージ出来るよう、経験した様々な痛みをそれぞれ比較し時系列の順番で一覧化してみることにします。

※ 以下の一覧は患部の状況や手術の内容により、人によって感じる痛みも異なると思うので、その点はご了承ください。

痔ろう根治手術における痛み一覧

★:一時的な痛み / ☆:持続的な痛み

項目 痛みランク
通院直前の患部状況 ★★★
☆☆☆
初診: 触診(肛門鏡) ★★
肛門周囲膿症: 排膿時 部分麻酔 ★★★★★
★★★★★
肛門周囲膿症: 排膿時 切開&排膿 ★★★
排膿後の患部状況
入院前事前検査: 採血
大腸内視鏡検査時: 筋肉注射(尻)
大腸内視鏡検査 ★★
手術前点滴
手術前: 触診(肛門鏡) ★★★
手術時: 筋肉注射(肩)
手術時: 腰椎麻酔 ★★
手術 痛みなし
手術4時間後: 患部状況 ★★
☆☆☆
手術6時間後: 患部状況 ★★★★
☆☆☆☆☆
手術12時間後 (就寝前): 患部状況 ★★
☆☆
腰椎麻酔後遺症: 頭痛 痛みなし
術後1日目: 患部状況 ★★★★
☆☆☆
点滴液漏れ ★★☆
術後2日目: 患部状況 ★★★★
☆☆
術後2日目: 排便後 ★★★★★
☆☆☆☆
術後2日目: 風呂上り後 ★★
術後3日目: 患部状況 ★★
術後3日目: 排便後 ★★★★
☆☆☆
術後3日目: 患部のガーゼ除去 痛みなし
術後4~6日目: 患部状況
術後4~6日目: 排便後 ★★★★
☆☆☆
術後7日目 (退院時): 患部状況
術後12日目: 触診(肛門鏡) ★★
術後12日目: 排便後 ★★
☆☆

手術を伴っているので、当然何をしても痛い。星の数をご覧頂いた通りなのですが、改めて BEST 3 を紹介します。

【第1位】肛門周囲膿症 排膿時の部分麻酔

こちらはぶっちぎりの 1位。今までに経験したことがない痛み。麻酔の注射も一撃であれば、まだ耐えられたかもしれませんが、数回刺されてアウト。生まれて初めて痛くて気絶しそうになりました。我慢の限界を軽々超える痛み。切開&排膿の痛みは注射の痛みが強烈過ぎて、上記内容は正しいランクではないかもしれません。一時的な痛みだけで、人はここまで無気力になってしまうんだなぁ、と実感した瞬間でもありました。

【第2位】手術6時間後の患部状況

ジリジリ&ヒリヒリ。鈍い痛みがいつまでも続きます。時折ズンっと重い痛みに襲われます。痛み止めを飲んでもダメ。黙っていられない痛み。どんな姿勢をとっても全く楽にならない。麻酔の力の凄さを感じました。日を追うごとに症状は軽くなってくるのですが、術後2日程は継続的な猛烈な痛みに耐え忍ぶ時間が辛かったのをよく覚えています。

【第3位】術後2日目の排便後

排便時、出している最中は全く問題ありません。しかし終わった直後から、ピリピリするようなジンジンするような痛みがやってきます。これは術後の患部の痛みよりも長い日数、同様の痛みが続きます。排便する → 痛くて動けないの繰り返し。これも日増しに痛くて動けない時間が減ってきます。同時に排便直後の痛みも緩和してきます。排便については、退院後も痛みを伴い続けるので、最後まで付き合っていかなくてはいけないようです。

まとめ

術後、麻酔が切れてからの痛みも強烈でしたが、排膿時の部分麻酔は一時的ではあるけれど、もう絶対に経験したくない痛みでした。持続的な痛みは、毎日少しずつながら痛みが軽減しているので、完治に向かうバロメータとしての良い判断材料になります。現状、まだ術後 14日なので、鎮痛剤を飲んでいても僅かに痛みがありますが、ある程度は普通に生活出来るまで回復しているので、このまま完治に向けて無理せず頑張っていきたいです。

このブログを書いた人

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age : 30代半ば
人生初めての手術が痔の手術となってしまいました。そして痔ろうだけだと思っていたら、痔核(イボ痔)があることも追々発覚。 手術を受けるまでは、痔になってしまったことが少し恥ずかしく思っていました。しかし痔瘻の手術を受けて、いざ治ってしまうと、恥ずかしい気持ちは全く無くなりました。痔の手術をしたと言う事実を伝えることで、同じ思いで悩んでいる人の手助けになれればと思い、このサイトを立ち上げました。