痔ろう・イボ痔手術体験記

肛門周囲膿瘍の発覚から所沢肛門病院へ入院。痔ろう根治手術、そして術後の経過状況をつづる。

【手術後12日目】退院後の通院1回目

2013/06/25

痔瘻手術から一週間で退院し、それからしばらく自宅療養しています。仕事復帰の予定は術後 2週間後から。もう間もなくです。午前の診察受付ギリギリの 11時前に所沢肛門病院へ到着。患者は 2、3人程度。朝一で行ったら 30人以上居るので、丁度良いタイミングでした。

診察の肛門鏡が痛い

患者数も少なかったので、すぐに診察。排便時に若干潜血があるが、それ以外は問題ないと伝えます。少しであれば問題ないとのことです。そして手術後初の肛門鏡。患部観察だけだと思っていたので意表を突かれました。入る瞬間だけズンと鈍い痛みがありました。これは肛門の穴が小さくなっていないかを確認するためだそうです。結果、問題なし。患部の状態も良好。肛門に突っ込まれた違和感は小一時間程続きました。

まだ鎮痛剤のお世話になっているのでロキソニン(のジェネリック)を 1日 4錠、一週間分を処方してもらいます。そして分泌液はまだ出続けているので、ガーゼを追加購入しました。退院時にも買ったのですが、あっという間に無くなってしまったので、思い切って100枚入りを購入。診察代の980円に対して、ガーゼ代が1630円。肛門だけでなく出費も痛い。

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退院後の経過

以下、退院日から最初の診察日まで (5日間) の経過を報告します。

全体的に体力が落ちている

入院生活中はベッドの上に居る機会が多かったせいか、全般的に体力が落ちました。2~3 時間外出しただけで、家に帰って横になっていると、いつの間にか寝てしまっていることが多々あります。少しずつ体を動かそうと思っていても、何をするのも億劫で、筋力も落ちているため、これは早く社会復帰して体を慣らしていかないといけないと実感しました。

歩行の問題はない

少しの距離であるならば、歩くのは全く問題ありません。しかし患部を患ってか、ノロノロとおじいちゃんのような歩み。早歩きは患部に響くので、普通に歩くにはもう少し時間が必要でしょう。

処方された薬の使用状況

鎮痛剤は処方の通り、1日 4錠飲んでいます。6時間空ける必要があるので、夜中に目が覚めて気付いて飲むこともあります。鎮痛剤を飲まないと、まだジンジンとした痛みが残ります。日増しにジンジンする加減が緩くなっているような気がしますが、排便後の痛みを緩和させるためにも、痛み止めが必要です。ロキソニンの副作用で若干胃が荒れているので、出来る限り食後に飲むように心掛けています。退院時に渡された軟膏は、どうにか痔瘻患部の深いところにねじ込めるようになりました。

手術後の患部の状況

排便後は痛い。退院直後は 30分程度はまともに動けませんでしたが、段々その時間も短くなってきています。しかしそれでも、鎮痛剤が切れる時間に便意をもよおすと結構厳しいです。可能な限り、排便直後にお風呂でシャワーを浴びるか、お湯に浸かるようにして痛みを緩和しています。(湯船の湯はおしりが隠れる程度。入る度にお湯は入れ替えています。)痛み止めを飲んでいれば、日常特に痛いことはありません。忘れた頃にジリジリと痛み出すことはあります。直接床に座ると、挟んでるガーゼを圧迫され、突き上げるような痛みがあるので、ドーナツクッションは必須です。少し硬めの椅子の場合、おしりの半分にタオルを挟んであげると、クッションが無くても楽に座れます。痛みで夜中に目が覚めることは無くなりました。

分泌液もまだ出ていますが、量が明らかに減ってきています。そしてちょっと粘度の高い状態になっているのが特徴です。普段はおしりにガーゼを折りたたんで 1枚挟み、それをもう 1枚のガーゼで覆うようにしています。その上で、女性の生理用ナプキンを下着(ボクサーパンツ)に張り付け、圧迫されても下着より先に染み出さないように工夫しています。ちなみに就寝時は夜用ナプキンです。昼用はどの位置に着ければベストか、日増しにマスターしてきました。ナプキンをつけるスピードも向上しています。(笑)

ガーゼの交換頻度

ガーゼは、4~5 時間の間隔で交換しています。真夜中に目覚めた時もついでに交換するようにしています。真夜中以外は、お風呂場で患部をきちんと洗ってからガーゼを付けています。毎度シャワーを浴びるのは面倒ですが、清潔に保っておきたい気持ちが勝るので、綺麗に洗ってから交換するのが習慣付きました。

排便の頻度と状況

朝、夕方の 1日 2回が平均。便の状態は手術前と変わりません排便時は特に苦に感じることはありませんが、排便後は前述の通り強い痛みがやってきます。あとは手術後のせいかもしれませんが、手術前よりもトイレを我慢出来る時間が短くなったような気がします。時々潜血するのですが、若干であれば問題ないと言われているので、潜血したことはあまり意識しないようにしています。しかし痛みは潜血を伴った方が強く残ります。

長時間座ることはできるのか?

ドーナツクッションを利用、もしくはおしりの片側にタオルを挟んであげることで、2~3 時間程度であれば連続して座ることが出来るようになりました。これも日増しに時間が伸びてきてるのを実感しています。休憩を入れながらであれば半日くらいは平気と思われます。もうちょっとで、社会復帰できそうな予感がしています。

食事で気をつけていること

医師から特に言われていませんが、刺激物は極力避けるようにしています。アルコールは厳禁。鎮痛剤を飲むために、出来る限り 3食きちんと取るようにしています。

次回の診察は一週間後。日増しに回復している感はあるので、良い方向に変化していることを期待しています。

このブログを書いた人

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age : 30代半ば
人生初めての手術が痔の手術となってしまいました。そして痔ろうだけだと思っていたら、痔核(イボ痔)があることも追々発覚。 手術を受けるまでは、痔になってしまったことが少し恥ずかしく思っていました。しかし痔瘻の手術を受けて、いざ治ってしまうと、恥ずかしい気持ちは全く無くなりました。痔の手術をしたと言う事実を伝えることで、同じ思いで悩んでいる人の手助けになれればと思い、このサイトを立ち上げました。