痔ろう・イボ痔手術体験記

肛門周囲膿瘍の発覚から所沢肛門病院へ入院。痔ろう根治手術、そして術後の経過状況をつづる。

【手術後3日目】痔ろう手術後はしばらく微熱が続いていた

2013/06/18

手術をしてから患部がジンジンと痛い感じがあると共に、軽い微熱のような症状が続いています。術後ゆえ仕方ないことらしいのですが、前日の夜 38度近くまで発熱し、一時様子見となりました。手術した幹部に細菌が入って膿んでしまうと、肛門周囲膿瘍と同じように発熱の症状が見られるで、発熱が続いた場合は注意が必要なようです。

結局、朝になって平熱まで下がったので、ただの術後の発熱の延長に過ぎないと判断され一安心。

ちゃんと患部は清潔に保っていたので、何事もなくて良かったです。おしりがジンジンしているうちは、しばらく微熱が続きそうです。朝一の検温ではほぼ平熱に近い「36.5℃」付近をうろうろしています。(小学生級の平熱の高さとよく言われる。)夕方の検温では、少し体を動かすこともあってか「37℃」をやや超える辺りまで上昇します。

患部以外は、火照ってるような感覚はまるでないのですが、1日過ごして若干残る疲労感は、この発熱から来ているのかもしれません。でもこれは、体が頑張っている証拠なので、基本的にはベッドの上でのんびり過ごすことを心掛けています。

そう言えば、朝の検温時、看護師から午後の検診で退院日が発表されると告げられました。一体いつ退院できるのでしょうか。非常に楽しみです。

さて、この日の朝食をば。

朝食後の入浴が楽しみの1つになっている

朝食メニュー

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術後の翌日と全く同じ。本日もゆでたまごのカラがうまく剥けず。

朝食後、お風呂へ。痛みからも一時的に解放されるので、浸かってるだけでちょっと幸せな気分になります。退院後はしばらく温泉のような大浴場には行けないだろうけど、小さいお風呂でも浸かれれば満足かな。

痛みは徐々に和らぎつつある

午前中は前日と同様、突き刺すような痛みは全くなく、いつものヒリヒリした感じがあるのみ。急に痛くなるのが嫌なので、鎮痛剤は 6時間おきに飲むようにしています。そろそろ猛烈な痛みとはさよならしたいです。

最も時間が掛かるイベントは点滴

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午前中に行われる点滴は、1日のイベントの中で最も時間が掛かります。写真にある 500ml の点滴を約 1時間掛けて注入されます。もう点滴の針を刺されるのも慣れたもので、大嫌いな注射針を刺される行為も、平然と受け入れられるようになりました。ただ、ベッドの上で横になって 1時間待つのは、暇すぎで苦痛だったりします。時間つぶし用に、枕元にスマホを準備しておくのですが、画面が大きすぎて片手操作がすごく大変。指がもう 1cm 長かったらなぁ、と点滴する度に思ってしまいます。暇が苦痛だと文句を言えるようになってきているので、体調は順調に回復しているのでしょう。

点滴が終わるとパソコンを出し、ベッドで横になって、このブログの文章作成へ。通常の生活では、ほぼ 1日中パソコンに向かっている仕事をしているので、こうして文章を書いていると結構気持ちが落ち着きます。仕事だと嫌なのに…不思議なものですね。(笑)

そうこうしているうちに昼食の時間。

ワカメと鎮痛剤は欠かせない

昼食メニュー

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  • ごはん
  • ワカメ&豆腐の味噌汁
  • たくあん
  • コーンコロッケ
  • レタス&スパゲッティ
  • 山芋とおかか
  • お茶

さり気なくワカメとコーンのダブルパンチを食らっています。そして久々のソース。ソースを掛けて食べるおかずはごはんが進みます。スパゲッティはお弁当によくあるやつです。ご飯の量がそれなりにあるので、コロッケ半分残してお腹いっぱいになりました。

通常時の痛みが殆どなくなってきており、ベッドで横になっている限りは、患部に僅かな違和感がある程度で過ごせています。ただ、まだ鎮痛剤は定期的(6時間おき)に飲んでいました。飲むか否かは本人の判断次第なのですが、急に痛み出すのが怖かったので、僕は予め飲んでおくようにしていました。

退院日の発表

ついに診察の時間。術後の回復は良好。退院日として 19日を提案され了承しました。手術日からちょうど一週間後が退院日。もしかしたらもう 1日くらい早いかと思っていましたが、ギリギリまで様子をみるのでしょう。とにかく無事に退院日が決まってよかった。

そしてこの診察時に、痔瘻手術の際に詰めたガーゼを一部取り出すと言われ、看護師にチョキチョキとハサミで切られ一部のガーゼを抜かれました。これは患部を守るために詰めていたものらしいです。全く痛みもなく、抜かれた感覚も無かったので、表面だけハサミで切られて、ほんの少しだけ取り出されたのかと思っていましたが、夜の検温時に半分抜いていたと知りビックリしました。

診察が終わり、お風呂の解禁時間。(個室でもお風呂に入っていい時間が決まっていて、午前は 7時から 8時半、午後は 14時半から 20時までとなっている。)やはりお風呂はさっぱりします。湯船に 15分程浸かり、お湯を抜いて頭・体を洗う。前日と違い、お風呂から上がっても痛みが出ません。よし、この調子だ。

まだ紙パンツは欠かせない

分泌液も少しずつ量が減っているような気がしたので、試しに紙パンツを止めてみました。少しガーゼを厚手にして、普段履いているボクサーパンツに着替えて過ごしてみたのですが、残念ながらシーツまで染み出てしまいました。まだ早かったか…。仕方なくシーツを交換してもらい、再び紙パンツ生活に戻るのでありました。

痛みが無いので、お見舞いに来ている彼女と会話も弾みます。この日は土曜日なこともあって、彼女以外にも父と母、そして彼女の母親もお見舞いに来てくれました。1人で時間を過ごすのは苦でないのですが、お見舞いに来てくれるのは正直嬉しいです。一部分を除き元気かつ痛みもほぼ無いので、なんだか病人じゃない気分になってしまうこともありますが、それも少しずつ通常生活に戻りつつある証拠なのでしょう。頑張れ僕の体。もう一息だ。

そろそろジャンキーな食事を欲するようになる

夕食メニュー

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  • ごはん
  • お麩&ネギの味噌汁
  • たくあん
  • 餃子
  • いろいろ煮物
  • お茶

夕飯に餃子が出ました。すごくラーメンが食べたい気分になります。天下一品のこってりラーメン。退院したら食べられるかな…しばらく我慢かな…。

夕方の検温の時間は 1時間近く待たされます。週末ゆえ仕方ありません。37℃近くの微熱はまだ続いていますが、1日通して急な痛みに襲われることなく過ごせました。

排便の痛みはまだまだ続く

排便後は相変わらず痛い。痛みを我慢しなければいけないのはそこだけです。ちょっとでも軽減するようにと、排便後は湯船に浸かるようにしています。温かい湯に浸かった時の安心感は何とも言えません。そして検温後の入浴で、昼に一部取り出したガーゼの残りが、おしりから一部飛び出してきてしまいました。ヤバイヤバイと思いながら、様子を伺って触ってみると…

わーーーー、全部取れちゃった。(笑)

でもお湯も染みません。分泌液を拭うためのガーゼをお尻に挟んでも、ヒリヒリ度合いはこれまでと変わりません。翌日の診察で残りのガーゼが抜けてしまったことを伝えると全く問題ないとのことでした。俗にいう「時は来た」ってやつなのかな。

この日は痛みの無い安心からか、逆に寝付きが悪く、浅い眠りで 30分~1時間おきに目が覚めてしまいました。そして、ずっと同じ姿勢で寝ていたせいか、患部のヒリヒリが少し強くなって、痛み止めを飲んでようやく眠りに就けました。まだダメだったか…。そりゃそうだ、これでもまだ入院中なんだ。ちょっと痛みが無くなったからと言って、もう平気だと思うのは甘かったな…。

退院までは入院患者らしく心構えておこう。そんな思いが頭を過る、術後3日目の夜でした。

このブログを書いた人

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age : 30代半ば
人生初めての手術が痔の手術となってしまいました。そして痔ろうだけだと思っていたら、痔核(イボ痔)があることも追々発覚。 手術を受けるまでは、痔になってしまったことが少し恥ずかしく思っていました。しかし痔瘻の手術を受けて、いざ治ってしまうと、恥ずかしい気持ちは全く無くなりました。痔の手術をしたと言う事実を伝えることで、同じ思いで悩んでいる人の手助けになれればと思い、このサイトを立ち上げました。